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学術集会事務局

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会長挨拶

会長

第 7回日本腫瘍循環器学会学術集会
会長 南 博信
神戸大学大学院医学研究科 腫瘍・血液内科 教授

このたび、第7回日本腫瘍循環器学会学術集会を2024年8月3日(土)から4日(日)の2日間、姫路市のアクリエひめじにおいて開催させていただくことになりました。

今まで腫瘍と循環器学はあまり接点がない領域と考えられてきました。しかしアントラサイクリンによる心毒性は1970年代から知られ総投与量が制限されているにも関わらず、未だに不幸な合併症が散見されます。また、分子標的薬でも心血管障害を起こす薬物が多く、免疫チェックポイント阻害薬による心筋炎は致死率が高く重大な問題となっています。がん治療による心血管毒性は治療中のみならず、治療終了後も一生、問題となります。また、心血管系に合併症がある患者は抗悪性腫瘍薬の臨床試験から除外されるため、合併症のある患者の適正ながん治療も十分解明されていません。このような状況から腫瘍治療医と循環器内科医の密な連携が必要となり、腫瘍循環器学の重要性が謳われるようになりました。海外で有用性が示された腫瘍循環器領域の薬剤がわが国では使用できなかったり、薬物動態に民族間差が知られている薬物もあったりし、我が国での腫瘍循環器学を発展させる必要があります。

第7回日本腫瘍循環器学会学術集会は「知の融合から創造へ」をテーマとし腫瘍学と循環器学の融合から新しい知見の発見へ繋げ、がん患者の恩恵に資することを目指しています。これにより、今後の腫瘍循環器学の発展に貢献する所存です。本学術集会をアカデミアだけでなく、医療関連企業、行政および患者さんが一体となって成功させたいと考えています。

会場最寄り駅である姫路駅には、徒歩圏内に世界遺産・姫路城(別名「白鷺城」)があります。学会のご参加以外にも歴史観光まで幅広く楽しめるものと思います。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

第7回日本腫瘍循環器学会学術集会